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次世代の新しい路面技術

私たちが開発している次世代の新しい路面技術のコアである「STEP and FLAT(SAF)構造」についてご紹介します。

STEP and FLAT構造の名前は、「路上障害物が堆積しないように設計された路面上の穴が、歩行者等が踏み出す(STEP)ことで塞がり(FLAT)平らになる」という仕組みに由来しています。

プロダクトイメージ図(初期パイロットモデル)

  • 路上障害物がない機構

路面の下に空洞を設け、路面上に複数の穴が開いた構造を採用しています。これにより、路面上に雪や葉、水溜まりなど路上障害物を除外します。例えば、従来、流雪溝のない雪国の都市では、雪を重機を使ってダンプカーで運搬していましたが、路面下に雪等が蓄積するため効率的に排除することができます。

  • 安全に歩行できる機構

路面の隙間(穴)があると、つまずき転倒する恐れがあります。そこで、歩行者など移動通行物の自重により、その中心から半径2m圏内の路面が完全フラットになる構造となっています。電力エネルギー等を使用せずに可動するため、災害による停電時の影響は受けません。

サステナブル・インパクト

「STEP and FLAT(SAF)」は路面インフラの核として、周囲のインフラと結合しながら、サスティナブルな社会を実現します。

System of Systems的な設計構想イメージ

  • 1.自然環境・気候変動分野

動植物の生物多様性、地球温暖化などにグリーンインフラとして貢献します。

・街路樹の根保護(路面下の空洞エリアに木の根があるため街路樹の成長に伴う根の損傷、倒壊を防ぎます)

・路面緑化の普及(路面緑化普及の課題だった路面熱や歩行者等によって踏まれ緑地が剥げる問題を解消します)

・ヒートアイランド防止(路面下の空洞エリアを緑化、「路面ミスト」の打ち水効果により都市を冷却します)

  • 2.防災・維持管理分野

激甚化する集中豪雨や地震等の自然災害の対策に貢献します。

・無電柱化(路面下の空洞エリアに電線を埋設し、台風による電柱倒壊、ドローン普及を見据えたインフラ整備に寄与します)

・草刈り頻度削減(路面下の空洞高さを調整し、従来の草刈り等の維持管理を簡易化します)

・内水氾濫の被害低減(雨水貯水機能を有するほか、内水氾濫時に一時的に路面下にプールされ避難時間を稼ぎ、一定時間後に自然に水がはけるよう霞提の機能を有します)

・インフラメンテナンス、損傷早期復旧(水道管、ガス管、電気を埋設(共同溝)、万が一にインフラが破損した場合でも損傷部が可視でき、掘削せずに早期復旧可能です)

  • 3.経営・資源分野

維持管理のコスト、普及拡大するためには持続的な資金調達、ビジネスモデルを提案します。

・カーボンクレジット&カーボンニュートラル(路面下の空洞化エリア緑化と効率的な温室効果ガスの排出削減量を売買システムにより、持続的な収入源の確保、維持管理に寄与します)

・路面の「資源化」(路面下の空洞化エリアを活用し、太陽光発電、バイオエネルギー用高効率植物栽培等、ビジネスに活用できます。歩道、駐車場、公開空地等)

・ライフサイクル循環(施工後の環境負荷は少なく、予防保全により容易に交換、廃棄部品はリサイクルできるよう設計します)

  • 4.人間工学・健康幸福・人類社会分野

人の視点で、より快適で幸福となる環境を提供します。

・アクセシビリティ・ロード(段差、水溜まり、雪、草等の路面障害を全て除去し、高齢者、妊婦(ベビーカー使用者)、子ども、視覚障がい者(白杖使用者)、車椅子利用者、ハイヒールを履いた方など、誰もが快適かつ安全に利用できます)

・バイオフィリックデザイン・幸福価値の向上(植物が人の本質であ自然欲求から癒しを感じてウェルビーイングに貢献します)

・雪国の日常生活を変える(除雪作業がなくなり、通学・通勤時間のロス、高齢者等の除雪事故がなくなります。重機除雪、ロードヒーティング、散水融雪、凍結防止剤散布と比べて、人的・機械的トータルコストが最も優れています)

・少子高齢化、超スマート社会に向けた連携(路面上や路面下の空間を活用し、自動運転や自動配送など他の新技術連携により、より快適な人類生活の発展に寄与します)